自己嫌悪と同族嫌悪

くそ、自己嫌悪なんかするな。そんな権利はない。自己嫌悪して、許されようとするなんて浅ましいね。

 こちらはCARNIVALという18禁美少女ゲーム、つまりエロゲーの一文なのですが、私は自己嫌悪に陥る度にこの文章が脳裏を過ぎります。何かにつけて自己嫌悪自己嫌悪と呟いていたメンヘラのことを思い出しても、やはりこの台詞をぶつけたくなります。

 きちんと反省として活かされていたら良いのですが、そうでないのなら何の意味も成さないのです。

 

 さて、これからお話するのは上記とは別のメンヘラさんになりますが、私がSNS疲れを引き起こした原因となる人物がいます。

 彼女はまるで詐欺師のように良い人を演じるのが上手だったため、まんまと騙され信頼しきって、愚痴も陰口も沢山打ち明けました。結果的にそれらは告げ口される形となりました。

 確かに親友に対して不満を抱えてはいましたが、悪意などではなく好きだからこそ生じる悩みでしたし、相手を攻撃しようなんて思いはこれっぽっちもありませんでした。

 なのにメンヘラさんは「○○さんを傷つけようとしてる!」と勝手に決めつけて勝手に怒り、私を裏切ったのです。

 まあ、いきなり縁を切られたこと以上に、私が運営するコミュニティにて「さようなら。貴方達には本当に失望しました。」と書き込まれたことの方が腹が立ったのですが……。消したくても消せないんだよ! システム上!

 せめて「お世話になりました」の一言で済ませないものかと、それが大人の対応だと思うのですけれどね。

 

 私と彼氏をいきなり切った影響で、当然周りも落ち着いてはいられません。

 暴れ回るメンヘラさん、情報交換している間に意思疎通が上手くいかず友達同士で険悪な空気になる等、2週間にも渡って大変な騒ぎが繰り広げられました。この件、私に謝罪させて円満に別れれば済む話だったでしょう、と何度思ったかわかりません。

 数人を巻き込み、体調を崩す人も続出。結果的には○○さん(親友)とその親友さんがメンヘラさんを見限る形となりました。

 

 それで一件落着となれば良かったのですが、メンヘラさんによって私の何気ないツイートを二度も5ちゃんねるに晒し上げられました。

 と言っても晒した本人である確証はないのですが、それに便乗したのが彼女であることは内容からしてほぼ間違いないです。

 二度目は確かに私にも落ち度がありましたが(と言っても後で消すつもりではいました。しかし、うっかり寝てしまった間に晒されてしまったのです)、少なくとも一度目は私に非があったとはまったく思えません。調子に乗っているも何も、私から言い出したことではないからです。

 あまりにもムカついたため彼女の新垢をブロックするに至りました。

 というかですね。そっちから縁切ったくせに粘着し続けるとか意味不明なんですが。どんだけ私のこと好きやねんと言いたい。

 

 これでようやく落ち着いたかなと思いきや、8月の呪いは侮れないものでした。

(※8月の呪いとは:片利奈の厄月。毎年必ずと言っていいほど某ゲーム関連で人間関係のトラブルが起きる)

 呪いを恐れて今年の8月はほとんどツイッターに浮上しないよう努めていました。比較的穏やかに過ごせたと思います。

 が。個人依頼したイラストを皆に見せたいがために、月末にちょっとだけ鍵を開けたのですよね。

 今年こそは平穏無事に8月を乗り切れるかなあと思ったのですが、甘かった。

 メンヘラさんが、いかにもメンヘラらしいアカウントを作成して私を含む数人をフォロー。「貴方達のせいで自殺未遂をしました」といった旨の脅迫リプライを送ってきたのです。

 いや、貴方達のせいも何も、こっちはそもそも何もしてないし、裏切ったのはあなたの方なんですが……。それで他の人達にも見限られて逆恨みだなんて、完全に自業自得としか。

 彼女のツイート一覧には私に対する恨みつらみが綴られていました。半分くらいは彼女の勝手な思い込みでボロクソ書かれていたので、そりゃあもう腹が立ちました。

 どうも医者を騙して病院を抜け出した模様です。というよりは、本人も騙す意図はなく、本当に病気が治った気でいたのかもしれませんが、ネットに浮上して良いレベルとは到底思えません。

 今は少し落ち着いたようですが、あのアカウントは未だに消えていません。消すつもりじゃなかったんかい。誰が見ても正気ではないし、残すメリットは皆無に等しいと思うのですが……。

 

 最初に裏切られた時から思っていたことですが、彼女の発言はすべてがブーメランです。

 私のことを「自己愛強い」「自分が傷つけられると騒ぐくせに人を傷つけることには無頓着」等と叩きますが、おまえにだけは言われたくねーよ!!と声を大にして言いたい。むしろ叫びたい。何せ、私のことをそんな風に評するのは彼女以外にありえませんからね。私をよく知る人はもちろん、知らない人でもそんなことは言いません。嫌いな人を喜々として攻撃する悪癖があったのは彼女の方です。

 ご自身のブーメランで自殺する気なのかと心配になります、と伝えてあげたい気もします。

 結局彼女は同族嫌悪しているのでしょう。他人を通して自分を見ている。つまり潜在的に自分の嫌いな面が沢山あって、それに対する自覚がないのだと思われます。

 

 そんな一部始終がありましたから、当分はSNSを利用するのがアホらしいと感じるようになってしまいました。

 彼女と親しくしていた間、裏垢作成をしきりに勧められていました。過去に色々あったからと断っていたものの、段々とその気になり、ある日別件でとても嫌なことがあったので衝動的に作成しました。その結果がこれですよ。私が信頼のおける人を厳選してフォローしたのに、陰口も極力オブラートに包んだのに、まさか告げ口されるなんてね。ははは。乾いた笑いだって漏れますよ。


 まあ、それでも、ですね。一番つらかったことは裏切られたことでもなければ、悪口を言いふらされたり書き込まれたことでもないのです。

「どうしてありがとうと言わせてくれなかったの」と、そんな思いだけがずっと残っています。

 今でこそ負の感情が募っているけれど、仲良くしていた頃は確かに楽しかった。特に私の文章に対して、「鳥肌が立った」とまで言ってくれたのは本気で嬉しかった。そこまで褒めてもらえたのは生まれて初めてだったから。

 確かにその時にも感謝はしたけれど、別れる前に改めて言わせてほしかった。嬉しい思い出も楽しい思い出も沢山あって、だからこそ不快にさせてごめんなさいと誠心誠意謝らせてほしかった。それで円満に別れれば、誰も傷つけずに済んだのではないでしょうか。

 誕生数33は、自分を認めてくれた人物をなかなか嫌いにはなれないのです。

 夢の中では、彼女はいつも私を許してくれます。夢の中では。