ブログタイトルと理想の美少年について

 意味がわかりませんよね。私には僕しかいらない。主語が二つもあって混乱しそうです。
 元々とある更新の途絶えたブログからインスパイアされたものなのですが、一応これ、ダブルミーニングのつもりでして。「私」という少女に対して「僕」しかいらないよ、というヤンデレっぽいニュアンスと(それならば正確には「君」になるでしょうけれど、逆も含めてということで)、もう一つは、私が二次元における一人称「僕」の美少年のことを好きすぎるから、です。
 どれくらい好きかというと、本屋のコミックコーナーで好みの美少年を見かけた際に、試し読み本をざっと確認して「俺」だった……と落胆するくらいです。もちろん例外的に「俺」でも好きなキャラは数人いますが、それだけ「僕」にこだわりがあると知っていただければ幸いです。
 しかし、私ほど一人称にこだわる人種はそれほど多くないみたいなのですよね。専門学校の講義でも、一人称の大切さを講師に理解してもらえず思わず熱弁してしまった過去があります。個人的にはキャラクターの命であり、生い立ちなどにも関わってくる重要ポイントだと思うのですが。

 

 そして実は、トリプルミーニングだったりもします。
 病んでいる時、もしくは掌編小説を書き綴る際には一人称を「僕」にしてしまおうと、ブログ開設前から決めていまして。女性主人公よりも、一人称が「僕」の病んだ男性主人公の方が書きやすいのです。あ、いくら病んでいるとはいっても解離性や演技性の障害ではありませんので、その点においてはどうかご安心を。単純に気分の問題です。
 本当はですね、美男子が美少女をレイプしまくるだけのまったく意味のない話を書き殴りたいのですが、はてなさんの規約的にアウトっぽいのである程度は自重します。許される範囲でやんわりとなら書くかもしれません。

 

 ところで先程の「美少年」って言葉がなかなか厄介なものでして、しょっちゅうショタコン呼ばわりされます。大変不本意で、憤りを感じずにはいられません。私のストライクゾーンは十代半ばであり、ミドルティーンであり、刀剣乱舞で言うところの鯰尾藤四郎みたいな、ショタと青年の中間くらいの感じが好みなのです。ショタすぎても青年すぎてもいけない。
 しかしながら、学術的には「青年期」と呼ばれるものこそがティーンエイジャーを指すものですから、やはり上手く伝えるのが難しいものです。12~13歳から16~17歳までを青年前期と呼ぶそうですが、青年前期が好きと言ってもいまいちピンと来ないし、来てもらえそうにありません。
 もう平成が終わるのに、そして2010年代も幕を閉じようとしているのに、なんと嘆かわしいことか! 何か特別なヒットでも起こらない限り、この思春期男子を的確に簡潔に伝える言葉は誕生しなさそうです。思春期男子が好き!なんて口にしたらなんかやばい奴みたいじゃないですか。実際やばい奴かもしれませんが。
 そして何より「美少年」という響きが好きすぎるので、そりゃあもう「王子様」と並ぶくらいに好きなので、あまり安っぽいワードにされたらそれはそれで切ないような気もします。我ながら面倒くさいものです。

 

 私には僕しかいらない。本体は、さて、どちらでしょうか。